事務にやりがいないと感じてしまう。あるあるです。
わたしは、特段、何か目的があって事務になったワケではなく、なんとなく事務職に就きました。
事務という仕事もよく分からずに。するとですね↓こんなこと、ふと思うことがあったんですよ。
- ルーティンワークが多くて仕事に飽きてしまう
- 評価され辛い
- 低賃金
- なんとなく事務職に就いてしまい、憧れの職業が諦めきれない
思わぬルーティンワークに「何やってんだろ」なんて思ってくることもあるし、そんなふわっとした感覚で、辞めちゃおうかなって思うこともありました。
一度、記事を読まれて頭をスッキリさせてはいかがでしょうか?
わたしは結局、今も事務職として働いているんですが、この記事では、事務職って何でやりがいないと思ってくるのか、その後、このまま事務職を続けていいのか?それとも違う別の職種に転職すべきなのか?そんな判断もできるように、記事が参考になれば幸いです。経験談をベースにまとめています。
事務職ってやりがいない!と思ってしまう4つの理由

1日の大半を事務所に座りっぱなし、全ての仕事を自分のペースで進めることができるワケじゃない、何だかちょっと困った上司もいて、忙しいときは忙しいけど、暇ーなこともある。大体がこんな感じの事務職は、むしろ「やりがい、ない」と感じる部分がどうしても大きくなってしまう職業のひとつだと思っています。
大きく分けると↓下の3つに分類されると思います。
- ルーティンワークが多くて仕事に飽きてしまう
- 評価され辛い
- 低賃金
- なんとなく事務職に就いてしまい、憧れの職業が諦めきれない
- 暇
事務職やりがいない理由①ルーティンワークが多い、仕事に飽きてしまう
締め日に合わせて、月単位で同じ仕事を繰り返すのが常なので、人によって差はあるかもしれないですが、数ヶ月だったり数年だったり、仕事に飽きてくることがある、実際わたしにもありました。

ルーティンが「苦」っていうワケじゃないんですよ。
ある日、ふと、伝票みて「何やってんだろ」なんてポンっと浮かんで、つまらなく感じてきたんです。
わたしって、伝票処理するために産まれてきたのかな?(んなワケないけど)とか、途方もないようなこと考えだしたり。笑
毎日、毎月、毎年してると、やっぱ誰しもが通る道なんじゃないかなとも思います。
何回この処理続けたらいいの?みたいな。
あるんですよね。
事務職やりがいない理由②評価され辛い

縁の下の力持ち要素の多い事務職は、一生懸命頑張っているのに評価もされ辛いという面も持ってます。
「出来て当たり前」の部分がどうしても多い。
営業成績が3割上がったよ!
新しい顧客を開拓できたよ!

事務職には、そんなの無いですもん。
目に見える数値が無い。
「ありがとう」の一言に救われることもあるけれど、バタバタ忙しくしている人のサポートしてるときなんて、お礼の余裕なくなっている人だっていますからね。
もちろん、誰かに評価をされるためだけに働いているわけではないですが、ちょっとしたこと(褒められたり)で、気持ちの面で張りがでたりするのは人の常で、誰だって褒められたり、認められたりしたら大人になっても嬉しいもんですよね。
「お礼もない」そんなことが続けば、やっぱ私は、気持ち削がれたものです。『気持ちの張り』が失われて行った。


事務職やりがいない理由③低賃金
会社の直接の利益に関する仕事というのは、無いに等しいので、収入面では期待ができないものです。
収入面を重視する人にとっての「低賃金」は、なかなか受け入れがたい現実になると想像できます。
事務職やりがいない理由④憧れの職業が諦めきれない


なんとなく事務職に就いた私は、友人がショップ販売員でキラキラしているのを見て、羨ましく感じていました。
自分も洋服大好きで、華やかな世界に憧れた。
髪の色に悩まなくていいし、好きなだけオシャレできる!ネイルも自由!私の勤めていた会社の事務は・・・髪の色は染めすぎNG、色が茶色すぎると呼び出しくらい、マニキュア・ピアスNG・・・でした。※そうでない会社もあると思います
ショップ販売員には、ショップ販売員なりの苦労もきっとあるのに、そこは考えもしないという浅はかさだったりもします。
つまらないと感じる事務職を目の前に、職種に「楽しさ」を求めだしたんだと思います。
ショップ販売員をしている友人が楽しそうに見えたんですよね^^
事務職やりがいない理由⑤暇
上司・先輩に「仕事ありますか?」と聞いても、「掃除でもしてて」などという返事が返ってくる会社もある。
若い血気盛んなときに、掃除などと言われても受け入れがたい。
もっと自分のスキルアップになるような、仕事がしたい!と思ってくるのも分かる気がします。



じゃぁ、いっそ辞めちゃう?
なんて過りすぎますよね。
でも、辞めて後悔もしたくないじゃないですか。
そこで私は、仕事のやりがいって「自分がしている仕事の重要性、自分にとっての価値、それに伴う自分の気持ちの張り具合」だと思ってるんですが、「出来て当たり前」な部分が多いのが事務職なので、どうしても「重要性」だとか「価値」の部分が薄くなりがちなんです。
なので「やりがい」と問われると、何だろうかって漠然としてるんですよ。
事務職ってやりがいないなと思って、つらつらと理由を並べてみたんですが、そんな風に思ったとき、どんな風に受け止めるといいのかを体験談ベースにまとめてみました。
事務職ってやりがいない!と思ったときの考え方と対処方


経験談から言うと、棚卸しが大事なのです。
- ルーティンワークに対する考え方
- 評価、低賃金への考え方
- 憧れの職業がある方へ
- 暇で悩む方
嫌なことだけに集中して考えてるときって、メリットが思い浮かばないんですよね。
デメリットしか頭にないから、冷静に考えずに「えい!!」と退職してしまうと、正直「後悔」しかないです。
ですので、この記事に訪れてくれたあなたが数年後、後悔することがないように、メリットというか、見え方と見方を、↓まとめてみました。
①事務職のルーティンワークのメリット
確かに、ルーティンワークって飽きがちです。
だからこその利点と言えば、休日の日まで仕事のことで悩む必要はないですよね。
ルーティンなので計画して手順さえ間違えなければ、業績を上げる心配もしなくていいし、ノルマもないのです。
仕事は仕事と割り切っていれば、休日を全力で楽しめるというメリットがあります。
②評価され辛い・低賃金への対処方
頑張りが目に見えて分かるような数字は出ないので、事務職は、評価され辛い職業の代表格。
ただ、やりがいのある、評価されやすい仕事って、収入にも期待ができる分、責任も大きいですね。
以前営業事務をしていた経験がありますが、担当営業さんは、時間関係なくかかってくるお客様の電話対応で常に忙しそうでした。特に営業は競争社会ですし、競う相手もいる、数字に追われる、見ていて、このプレッシャーの覚悟は大変だろうな・・と思っていました。
下手したら休日まで仕事のことを考えて(もしくは休日出勤したり)、過ごさなければならない、そうしないと追いつかない可能性だって出てきます。
事務職は、全く評価されないというワケではなくて、見ている人はちゃんと見てくれているので、査定がある会社だと大きくはありませんが、多少の賃金アップも見込めます。



やりがいがあると感じるような責任の大きい仕事を取るか、評価はされずとも自分のペースで働くことができる事務職を取るのか、どこを自分が大切にしたいのか?という棚卸しは絶対にした方がいいです。
プライベートを楽しむ余裕が持てるのって、やっぱり仕事に終われてないときだけなんです。
残業続きだったり、帰ってからも仕事のことを追わないといけないような状況だと、事務職とは違った「私って何やってんだろ・・」って、必ず思ってきます。寝て終わりとか・・・起きたら夕方とか・・・こういう「私の人生って仕事に押しつぶされるの?」パターンの「何やってんだろ・・」も当然あり得ます。


仕事はそれなりに、休日や仕事後にプライベートを楽しむ余裕を持ちたいなら、事務職も悪くはないと言い切れます。
私がそうでしたが、プライベートが楽しく充実していれば、それが締める精神的割合って必ず増えるもので、つまらない仕事と思っているその思いも、それ故精神的にゆとりがあると思えると、少しは腑に落ちませんか?
③なんとなく事務職に就いてしまい、憧れの職業が諦めきれない
仕事に「楽しさ」を求めて転職するのは、いわば「賭け」ですね。



私の場合は接客業(アパレル)に憧れたんですが、友人に聞けば、楽しさもあるけど、売上目標というノルマだってあるし、1日中立ちっぱなしで足は浮腫む上、休みは土日に取りたくても取れない、雇用の安定も難しいと言っていました。
ときには理不尽なクレームに頭を下げ、自分が落ち込んでいるときでも笑顔には気をつけていると。。


「楽しさ」を求め転職、希望職種についたはずが、「楽しい」だけじゃ済まなくなりそう、、と私は転職を諦めたんですが、現に、私の友人は顧客の減少から、店舗閉鎖ということになり解雇されていました。
コロナ禍もありましたが、流行などにも左右されるものであれば猶更「不安定」はツキモノになりますね。
私は販売職(アパレル)というサービス業に憧れを頂いていたのですが、「楽しさ」を仕事に求めるのならば、そこにはリスクもあることを頭に置いて、自分の中でしっかり棚卸しをすることをオススメします。
「隣の芝生は青く見える」まさにコレの可能性があるのです。
④暇すぎる
上司や先輩に「仕事ありますか?」と聞いても「特にない」と言われてしまったり、掃除を促されたりして、1時間で終わるような仕事を1日かけてする日もあるような「事務」もあります。
立場によって「いいなぁ」と言われたりすることもあるでしょうが、仕事に「ハリ」が無い、所謂、自分のスキルも上がらず時間だけが過ぎてしまう会社にいると悩みますよね。
スキルも上がらないので、当然今いる会社から、転職をしようとしても即戦力となる可能性は低いです。
年間休日数と賃金に満足していれば、在籍したまま、職場の時間を利用して資格取得に励むのも手です。
今の自分のゆったりとした環境を取るか?それともスキルアップを取るか?それとも賃金アップを望むのか?価値観は年代で変化もして行くので、注意が必要でもあります。
事務職のやりがい※仕事への価値観は年代でも変わる


女性は、結婚、出産という経験を経る人もいるため、仕事に対するモチベーションが変わります。
20代のころは仕事に対する気持ちの張り具合をどちらかと言うと重視しがちで、その後結婚、出産すると仕事への張り具合というものは、二の次、三の次に・・ということも十分にあり得ます。
それこそルーティン万々歳ってこともある。
絶対無いわ!と思ってても、来る。私も来たから。
小学生になって段々と手がかからなくなってくると、また変わることもありますし、時が進めば介護問題などで仕事はまた二の次、三の次になる場合もあります。
※もちろん千差万別です
ただただ、事務職にやりがいがない!とやりがいを求めて転職活動をするよりも、今の先にいる未来の自分を想像して転職活動することも、大切だと思います。



もしあなたが、転職を考えているなら20代のうちがおすすめではあります。価値観の変化で、また事務職に戻ってみたいと思う日がこないとも限らないからです。
10年後、どうなってますか?どうなってたいですか?
ただただ、事務職にやりがいがない・・・と言葉にして転職活動をしたときに、転職先でも同じように考えて、また転職といった転職ループにハマってしまう、ジョブホッパーにだけはならないように気を付けてください。
事務職への不満は、転職すれば解決するとは限らないのです。
転職先で「思ってたのと違う」となると「前職の方が良かったな、転職しない方がよかったかも」と必ず後悔しますから。
自分が心から納得して、求めているものって、最初からよく解らないものです。一度働くことで、自分の不満や求めていることがハッキリはしてきます。そこで、転職がチラっと過ってしまうのも分かりますが、それも「隣の芝生は青い」だけかもしれないんです。情報を知らないですから。
転職活動をする前に、自分をよく分析して、価値観というものは年代で変化する可能性もあるということを理解しておけば、ジョブホッパーになることは、まずありません。
ただ、その判断がとても難しいんですよ。とても。



転職について正しいアドバイスを求めるなら、転職市場のプロ、知識も豊富な転職エージェントを利用すると楽ですよ。
今、自分が働いている会社の充実度、もしくは他の企業の方が個性を活かせる、もっと充実しているといった、転職への的確なアドバイスをプロから貰うのって大事です。
今、転職して大丈夫か?といったところから相談できるので、まずは相談からされてみると良と思います。
意外な自分を知るきっかけにもなりますし、今の仕事で、何に不満を感じていて、どこが満足なのかをきちんと客観的に見ることができます。


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