事務職をしていて、自分以外の別の事務員さんが恐ろしく仕事をしてくれなくて悩んだ経験があります。
できないなら、まだしも。しないんです。
びっくりする事務員さんを目の当たりにしました。
経験からですが、自分以外の別の事務員さんが仕事をしてくれないとき、具体的な対処法としては↓この3つしかないと思います。
- 割り切って見ないフリ
- 根気よく指導※コツが必要
- 上司に報告※コツが必要
この記事では経験談から、【実録】わたしが見た、仕事ができない事務員さんの実態と、そんな仕事ができない事務員さんに遭遇してしまったときの対処法をまとめています。
記事が参考になれば、嬉しいです。
【実録】わたしが遭遇した仕事ができない事務員さん
わたしが遭遇してしまった↓社内で話題にも上るほどの仕事ができない事務員さんてこんな人でした。
他部署からの依頼もすぐに忘れ、ミスも多い、注意されても同じミスをまた頻発、はたから見ると午前中で終えるくらいの仕事量なのに、謎の残業時間がある。
あまりにも見かねられて、通常は、1人大体3部門くらい仕事を任されているんですが、1部門の1部分のみに仕事を減らされていました。
任されていた仕事と言えば、納期のない簡単な入力作業。
終いには、その仕事すら同じ部署の事務員さんで入力作業を手伝う始末。
なのに毎日残業。
庶務を担当されていたんですが、他部署から○○を送って欲しいと言われ、伝言してもすぐ忘れるので、クレームの電話が鳴る、1度でなく2度、3度。
電話で依頼を受けて担当(彼女)に伝言している、こちら側の責任になるので、頼むのを止めてこちらが動くと、いつの間にか担当が私になっている。
(は?)
備品の補充も気が付かないし、仕事を任せられる状況ではない。
挙句、事務職ではあり得ない、食堂に夕飯を食べにまで行って残業するようになった。
(なんで?)
その風景をみた他部署の社員から「同じ部署なのに手伝おうという気にはならないのか?可哀そう」と言われる。
(なるワケねーだろ)
仕事の合間に、土日に遊びに行く服装の絵を描いている。
(いいから入力しろ)
引き出しの中も混雑していて、尋ねると100%の確率で探す、見つかればいいですが、時に紛失もしている。
(もう、辞めろよ)
とまぁ、こういう事務員さんに遭遇した経験があります。
単にオフィスワークが向いていないで片づけてしまって良いものかどうか・・・
事務職に向いている人とはかけ離れているんですが、この事務員さん愛想が良く、納期に追われる仕事も持っていなかったため、余裕があったんでしょうね、事務スタッフ以外の人からはウケが良かったです。
他部署から見れば、残業している=忙しいというイメージのため、この事務員さんが残業していると、他部署の人から「なぜ手伝ってあげないのか?同じ部署として冷たくはないか?」なんて言葉を言われたりしていました。
(ふざけんな)
「違いますよ」とも説明できずに、理不尽さだけが募る日々、部署内の雰囲気が結構悪くなっていました。
ほんと、向いてないのに仕事を続けるって、色々な人に迷惑がかかりますよね。
向上心、改善の余地がありそうならまだしも、これほどに迷惑なことってありませんでした。
私も事務には向いていませんでしたが、ここまでじゃなかった(と思う)。
たまにいるじゃないですか、すっごい愛想の悪い店員とか。素質ないんだからもう辞めて、得意な人に任せて他の職種に就かない?とオススメしたい人。
(まじで迷惑だから)
こういう部分からも、向いてない仕事に就くという覚悟とでも言うのでしょうか、必要なんじゃないかなとは思います。
仕事ができない人にイライラする3つの原因
- 賃金がほぼ平等
- とにかく理不尽
- 業務が滞る
- あなたが一生懸命仕事をしている
事務職って、営業職や技術職のように実績というものが残りません。
いわゆる、一般的に言う「評価の対象になるもの(数字など)」がない。
皆平等に仕事が割り振られる環境だといいですが、任せることができない事務員さんが社内にいるとき、振られる仕事量は平等にはならない。
仕事ができない人に仕事は回らない、担う役割が違う
経験談から言わせてもらえれば、考えてもみると、会社としては仕事ができない人に、安心して仕事を任せることはできないのですよね。
少なくとも責任を持って、最後まできちんとやり遂げてくれそうな事務員さんに仕事は回ってくるでしょうし、回します。
わたしがもし仮に、経営者だとしたらそうするでしょう。
そして、その仕事ができない事務員さんへはきっと、責任のあまり問われないような納期もそれほどに厳しくないような・・楽そうな・・仕事が多くなるんですよね。
そして、これがごくごく自然。
そう、平等に同じ分量・そして器量が問われる仕事なんて渡りっこない。
十人十色、千差万別で会社で担う役割が違います。
あなたが、仕事バリバリ担当だとするならば、仕事ができないその事務員は、まさかの愛嬌担当だったりすることもあります。
愛嬌担当って何!?
という声がどこそこから聞こえてきそうですが、わたしが遭遇した仕事ができない事務員さんは、まさに愛嬌担当でしたから。
辛いものでしたね。
向いてないのに一生懸命仕事をしてみるわたし。いっつもピリピリ・イライラしていたし。
仕事が少ないと、余裕もあるんですよ。そりゃぁニコニコしていられるでしょうね。こっちは納期にも正確性にも追われている!!
こういう事務員さんに遭遇してしまったときは、↓基本的にこうするしか手立てはありません。
仕事できない事務員にイライラ※割り切るか指導するかどちらかです
目に余るほどに仕事ができない人に遭遇してしまったときの対処法は、考え方を変えて基本的には自分は自分、人は人と割り切るのが一番です。
仕事ができなくても、指導しがいがあるのは、自覚があり、学ぼうという姿勢のある人だけじゃないですか。
できないならば、できないなりに自覚を持って仕事に取り組めばいいのに、辞めないで勤めるならね?
努力もせずに、仕事をせずにいる人、できないままでいる人の指導をしてみようか?と思うのであれば、覚悟が必要だと思います。
- 仕事ができない人にできないという自覚が無い場合が多い
- 指導には、自分側に相当の根気がいる
その、仕事ができない事務員さんをよーーく観察して、会話をしているとですね、そもそも仕事ができていないという自覚すら、ありません。
下手すりゃ人のせいです。
(おいおい、お前だろ?)
すぐに言い訳が出るわ出るわ山のごとく。
(また始まったよ)
なぜ自覚が無いのか?と言うと「自覚ができない=感覚が鈍い、ちょっとズレている」という感じです。
この感覚の鈍さがそのまま、仕事ができないに繋がってそうです。
感覚が鈍いと仕事面でもそのまま鈍さが反映されるし、ちょっとズレていると判断なんかもおのずとズレますよね。
「1+1=2」のようなものです。
自覚があるときっと改善する・されるはずじゃないですか。
もっと言うと、そもそも仕事ができない自覚もできない人が、仕事ができるはずが無いというところに辿り着きました。
感度が悪い、思考回路がもうちょっと違うんですよね。
仕事ができない人に、根気よく指導※どうして?なぜ?は禁句です
仕事ができていない人に、根気よく指導をするならば・・・
もし指導の立場にあるのならば・・
どうしてこうしたのか?
なぜしないのか?
というような、『どうして』『なぜ』は絶対禁句です。
「どうして」「なぜ」という理由など、恐らくは無い。
そもそもが、そういう思考回路で仕事をしていたら、仕事ができなくなるわけがありません。
下手したら「人のせい」にして終わりか、言い訳だけは立派だとか、そんな感じ。
そう、だからこういう人は、いつまでも仕事ができないまま、なんですよ。
伸びしろ、改善の余地なし。
余計イライラを増幅させるだけでなので、きっと聞かない方が良いですよね。
こういう方には、具体性を持って指導していった方がいいですね。
いつまでに、何を、どうしてくださいetcですね。
何なら卓上カレンダーなんかに書き込んであげてください、赤(マッキー)で。
それで、してくれなければ手の施しようはありません。
(仕事する気がないのかな?)
形から入り、それを繰り返すことで改善が見込めることも、稀にあります。
もし、自分の仕事に影響が及びそうなら、とんでもない事件に巻き込まれる前に、先回りして根回しをしておきましょう。
相手の行動を先に読んで、先手を取ってコントロールするのが一番いいですね。
仕事ができない人のことを上司に相談するときに気を付けること
もうひとつの対策として上司に相談するという方法もあります。
ただ、これは自分の業務に支障がでる場合のみ、、というか、その方が自分のためです。
〇〇さんが仕事しないんです!!
わたしと〇〇さんの仕事量ってなんでこんなに差があるんですか??
○○さんに比べて私は・・・!
なんて言語道断です。一度してみたんですよ私。
自分の評価を落としただけ。
でしたね。
出来高を上司に相談してみたところで解決するということはなかったです。
結局、力量は「十人十色・千差万別」としか言えませんし、会社で担う役割が違う。
日頃の業務が滞りなく回り、部署・会社が運営できてさえいれば何の問題もない、というのが上司というか会社の思考回路でしたね。
それじゃ解せない!という方へ
ここまで記事にしましたが、解せないものは解せないですよね。
まだ解せない!という方のために、ついでに補足しておきますね。
もし、仕事ができない人にイライラして理不尽さにかられすぎているならば・・・こういう見方で心を落ち着けるのも良いかもしれません。
長い人生、仕事ができないその自覚も持たず、周りの人が代わりに仕事をしてくれる環境にいて、それが当然である・・・
当然とは思っていなくても、フォローにも気が付かず、感謝もなく平然と仕事ができない状態でいる。
なんか愛嬌だけで乗り切っている感がある。
そもそも、向いてない仕事で人に迷惑をかけて渡って行けるほど世の中甘くはありません。
仕事ができないという自覚すら無いということは、良くも鈍感、悪くも鈍感です。
鈍感力って最強の武器じゃん!と思っていた私でしたが、ただの鈍感では世の中渡っていけません。
その感性が生き方にも反映・直結されるので、必ずどこかで壁はできます、その壁は仕事以外のことかもしれません。
これは、ごくごく普通、自然なことです。
例えばですが、、
ちなみに私が遭遇したその事務員さんは、鈍感さが恋愛にも響いていたようで、超強めの命令口調で絶対服従させるその雰囲気(所謂、超束縛系)をものすごく男らしくてカッコいいと思っていたようでした。
(ちょっと違くない?とは、皆言ってましたけどね)
その後色々あったようでしたが、割愛。
人生論みたいになっちゃいますが、あなたが仕事ができないと思っているその人は、今はそれで良いのかもしれません。
仕事とそれは別じゃない!?
と思われるかもしれませんが、人を変えることだけは、どうしても無理なんですよ。
イライラはするかもしれませんが、経験談として、オススメとしては「仕方がない」と割り切ってフォローするしか業務を滞りなく進めていく手段はないと思います。
あなたとは、人生の課題、学びも違い、仕事で担う役割も違う。
この記事にたどり着いたあなたは、少なくとも仕事ができる側の人のはずです。
とにかく「人は人、自分は自分!」という考えをされた方が楽だとは思います。
ところで↓こういう法則知っていますか?
働き蟻の法則※わたしが見てきた働かない蟻
働き蟻の法則ってご存じですか?2:6:2の法則。
一生懸命に働く蟻(2)、普通に働く蟻(6)、働かない蟻(2)の法則です。
一生懸命に働く蟻が休むと働かない蟻が働き出し、またその比は2:6:2になるとうもの。
部門全体で見渡したときに、働かない蟻がいます。
働き蟻が働かなくなると(または退職すると)、残りの8割の蟻で更に2:6:2の法則が成り立つというものです。
わたしが見てきたところ、入退社が繰り返されたとて、働かない2割の蟻に属したままの人もいますね。
そして働き蟻であった2割の蟻だった人ほど不満を持ち退職していく傾向も見られます。
そして働かない2割の蟻ほど、辞めません。
▼事務は辛い!と思うときのあるあると対処法はこちら
居心地いいでしょうから、そもそも理不尽さは感じていないのでしょう。
愛嬌担当だったりすることもあるので、仕事に対するモチベも違うでしょうね。
基本的に会社、部署というのは、こういう法則が成り立っています。
働かない蟻は辞めません。
ある程度大きな組織の会社の場合ですが、会社ってそういうところがあります。
事務員の人数もある程度確保できていて、業務分散できますからね。
個人経営のような規模の小さい会社だと、多くの事務員の確保や業務分散も難しいので、愛嬌だけで働き続けることは無理です。
そう、この手の問題は、会社の規模であったり、社風が原因であることが多いですよ。
今いる会社では「愛嬌担当」がその人の役割になっているのかもしれませんが、本来のあなたを見失うほどにペースを乱され、家に帰ってからも思い出し、ピリピリしてるような状態に陥っているのであれば「職場変更」も視野に入れてみてはどうでしょう。
社風って変わりませんからね。
愛嬌担当が許されているということは、そういう社風です。
不平不満を言って勤め続けるなら、転職サイト、登録だけでも済ましてみては?
↓事務職に役立つエージェントを紹介しているので、参考にしていただけると嬉しいです。
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