事務職へ転職を希望しているのに、なかなか受からないし決まらない・・・

前に進もうと思って思い切って転職を決意したのに・・・・
履歴書・職務経歴書も頑張ったのに、書類選考すら通らない!
書類選考は通過!服装や言葉遣いにもかなり気をつけた!
面接でも良い雰囲気で、今度こそは!と思ったのに!・・・不採用。
もうどこが間違っているのかすら分からなくなった。
前職を退職したことを後悔したり、出口が見えない・・・・
事務職採用担当をしている間、履歴書や職務経歴書はたくさん見てきました。
書類選考では「面接に呼んで話を聞いてみたい人」「書類選考不採用」はすぐに決まります。
そして面接は「第一印象でほぼ決まる」と思っておいてください。
IT化が進み仕事は激減、求人が少ないのに求職者は多い、入れ替わりが滅多にないので中々求人も出ない。
厳しいようですが、これが現在の事務職の現状です。
厚生労働省の令和2年度有効求人倍率によると事務職は0.33となっています。
1求人に対して求職者約3名、2人は落とされます。
この記事では、転職活動で不採用が続くし、事務への転職が決まらない人の特徴と落ちないための対策についてまとめています。
経験を活かすことができれば幸いです^^よければ参考にされてみてください。
事務職で不採用が続く、事務への転職が決まらない人の特徴


- 用意する履歴書や職務経歴書に魅力がない
- 志望動機が曖昧
- 受け答えがきちんとできていない、的外れ、話しすぎ
- 企業の情報収集が不十分
- 身だしなみが整っていない、メイクが派手すぎる
- 社会人としてのマナーが守れていない
- 企業が求める人材にマッチしていない
①~④書類不備、志望動機編
志望動機を書くときに、ホームページなどに記載されている例文を参考にされる人もいますよね?
参考にすること自体に問題はありませんが、「例えば?」などと、そのことについて質問されたときに答えに詰まる・・
ということも十分予想できます。
質問されたときの想定をしながら自分の職務経歴書や履歴書を用意しておいてください。
書類選考を通らなければ、面接までたどり着けませんし、事務への転職は決まらないです。
書類の一目で、事務向きか?そうでないかすぐに判断がついてしまうものなので、気を抜かずきっちり仕上げましょう。
詳細は面接で言うからいいや・・
では書類選考の段階でライバルと差がついています。
自分の職務経歴そのものを変えることはできませんが、書き方を工夫すれば伝わり方が変わるので、評価がガラリと変わります。
伝える力は絶対必要です。
実力があるのに伝わらないというような惜しい状況にならないためにも、他と差をつけられるように書き方は工夫してください。
できれば、その企業に特化した志望動機を用意しておいた方が入職への意欲が伝わりやすいというのは事実です。
企業理念や企業方針がホームページなどで確認できるときには、せめてチェックだけはしておいてください。
事務職なので、その企業に特化した志望動機を用意するのは、なかなか難しいかもしれませんが、ホームページを見ることで、自分の志望動機と絡めることができる要素が見つかるかもしれません。
企業としては、事前に企業情報を確認している人の方が好感が持てます。
ただ、特化した志望動機が用意しにくいときには、他の応募者と比較されたとき、熱意が足りないと判断されてしまわないように、他の入職希望者と被らないような志望動機を用意しておきましょう。
例:コツコツとした作業が得意、パソコン操作が好きetcは皆が書いています
具体的な自分の過去エピソードを入れたりすると、意欲がとても伝わりやすくなります。



話しすぎて結論になかなかたどり着かない、話の内容が紆余曲折して変わり、要点もまとまらない話し方をすると「わたしはコミュニケーション力がなく、仕事が出来ません」とアピールしているようなものです。
面接で聞かれたときには、話は結論から、その後に理由をひとつ。
これは鉄則です。
↓以下参考記事です






⑤身だしなみが整っていない、メイクが派手すぎる
自分では清潔感がある服装で、事務向きな髪型、メイクだと思っていても、ズレていないか今一度チェックをどうぞ。
「人は見た目が9割」
「人の印象は最初の7秒で決まる」
と言われています。
顔つき、しぐさ、臭い、色、声などの言葉以外の情報が持つ意味をきちんと理解しておきましょう。
スーツの色 | 黒、ネイビー、グレー、ベージュが一般的※シンプルなデザインのもの |
ジャケットのボトムス | 膝丈のスカート、パンツどちらでも可※シンプルデザインのもの |
バッグ | A4用紙が入るようなトートバッグ※ブランドが目立つものは避けましょう |
香水 | 一歩間違えるとただただ迷惑。体臭がなければ他人に嫌な思いをさせることはないので、つける必要はありません |
髪 | 清潔感が出るように、表情が明るくなるようにまとめましょう※前髪が長すぎて表情がよく見えないなんて論外です |
アクセサリー | 基本不要。結婚指輪以外は着けない方が無難※社風で変わる為 |
小さな企業、気楽そうな職場だとしても面接です。
勝手な思い込みで失敗して、事務への転職がなかなか決まらないってことにならないように、無難なものにまとめてください。
日本人に一番合う色はネイビーだとされていますが、お顔立ちがハッキリされている方が濃い色のネイビーを着ると派手過ぎる印象を与えてしまう場合もあります。
ベージュは明るい印象を与える!と言って選んでも、皆に明るい印象を与えるとは限りません。
人によってはくすんで表情が暗く見えたりします。
決まりはありませんが、自分を上品に引き立てくれる、色や形のスーツを派手にならないようにチョイスしてください。
面接官は、ファッションセンスを見ているというわけではありませんが、自分に似合った清潔感のある服装をすることで印象はかなり変わるものです。
⑥社会人としてのマナーが守れていない


面接の時間に遅刻するのは論外です。
早く着きすぎることなく、5分ぐらい前までには到着できるようにしておきましょう。
※10分前でも大丈夫ですが、仕事をしている時間を割いて面接をするので、一番ベターは5分前です⇒それで不採用になるワケではありません
どうしても遅刻してしまうようなときには、採用担当者へ遅れる旨の電話を1本入れましょう。
※ダラダラと遅刻の理由を述べるのは避けてください
本当は不採用であった人が、この1本の電話で採用になったケースも過去に見ています。
集団面接では、人のマネを前に習えでしてしまわないことです。
入室のときに、前の人が何も言わずに静々と入っていったからと、自分も何も言わずに入るなど論外です。
せっかくのチャンスも水の泡になってしまいます。
他の人に囚われないように、自分のペースを貫いてください。
それだけで「礼儀がなっていない人」という評価がなされます。
- 入室するときは3回ノック
- 「どうぞ」など返事があってから「失礼致します」と言って中に入る
- 席の横で全員が入室するのを待つ
- 「どうぞお座りください」と言われてから着席する
- 退室時は立ち上がって「ありがとうございました」と一礼
- 基本的にはドアに一番近い人から席を立ち、退室する前に面接官側を向いて「失礼致します」と言って退室し、最終尾の人は部屋のドアを静かに閉める
入室と退室のしかたなど、ビジネスマナーを正しく理解していないと、面接で落とされますし、実際全員が落とされていました。
面接が終わると気が緩んでしまいがちですが、会社の敷地から出るまで面接だと思っておいてください。
面接中に携帯が鳴るのも論外です。
⑦企業が求める人材にマッチしていない


企業が求める人材にマッチしていない、という場合は対策を講じてどうこうなるものではありません。
不採用、また決まらない・・ということに落胆せず、自分にあった職場を探しましょう。
ただ、採用試験において、以下の3つが補えていると、企業が求める人材にマッチしていなかったとしても採用される確立が高い傾向があります。
- 相手の立場になってきちんと考えることができるコミュニケーション力のある人
- 自分で考えて動くことができる、自分の短所、長所をきちんと把握できている人
- ストレス耐性(ストレスを感じにくい人間関係が築ける)があり、リフレッシュ方法を知っている人
いずれも過去エピソードなどから、自分の言葉できちんと話すことが大切です。
面接で長所・短所を聞かれるのは自分で考えて動くことができる人材かどうかを見極めるためであり、趣味を聞かれるのはストレス耐性を見極めるためでもあります。


本当は不採用であった人が、遅刻の電話1本で採用になったケースがあるように、採用されるかどうかは「縁」や「運」の要素も強いものです。
なぜ不採用になったのか、決まらないのか、その理由は分かりません。
単に面接官との相性が悪かっただけという可能性だってあり得ます。
あなたの魅力が分らなかったその会社に拘らないことです。



猫背になっていませんか?
表情は硬く、笑顔がないということはありませんか?
小さな声でボソボソと答えていませんか?
背筋を伸ばして、面接では笑顔でハキハキと自己アピールできるように頑張ってください。
ダメだったとしても、諦めずに、自分にできる対策をして、前を向いて活動していくことが大切です。
転職活動に行き詰まることがあるならば、転職エージェントに相談しながら進めた方が、ものすごく効率的ですよ。
転職活動に行き詰まったら、転職サイトも利用してみましょう!
転職サイト(転職エージェント)を利用すれば、担当コンサルタントがついてくれて代わりに希望に合う求人を探してくれますし、スカウト機能があるところもあるのでとっても便利です。
全て無料で使うことができるので、登録されてみて、まずは相談からされてみても良いと思います。
それだけでなく、通常の求人サイトやハローワークなどには出ていない、非公開求人を持っている転職サイトもあるので、使わないのは本当に損だと思います。
ただ、転職サイト(転職エージェント)はたくさんあり、それぞれ力を入れていることに違いがあります。
そして、エージェントを利用するに辺りどうしても起きてしまう問題、それは「アドバイザーとの相性」です。
転職サイト(転職エージェント)の利用を考えるなら、自分に合ったところに3~4つ登録する方が効率的ですよ。


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